鍼灸治療室の概要と特色
鍼灸治療に特化
尼崎総合医療センター鍼灸治療室は、兵庫県立東洋医学研究所および同付属診療所が2015年6月に廃止されたことにともない、同年7月に開設された鍼灸治療の施設です。
旧県立東洋医学研究所では漢方の臨床研究、鍼灸の治療と臨床研究および基礎研究を行ってまいりましたが、尼崎総合医療センター鍼灸治療室では鍼灸治療に特化してより効果の高い治療を目指していきます。
「保険診療機関である病院の中で行われる自由診療は保険診療と同一疾患・同一症状を治療してはいけない」との厚生労働省の規則により、尼崎総合医療センター内での鍼灸治療は治療できる病気の範囲が狭くなりましたが、病院内でできる鍼灸の治療方法を模索しながら患者さんのニーズに応えていけるよう努力してまいります。
鍼灸治療の特色
奈良時代に日本に伝わった鍼灸は明治になるまで漢方と並んで医療の二大柱でした。その特色は病気の原因に対する攻撃的治療ではなくその病気にならざるを得なかった人体の変調を是正する穏やかな治療法にあります。
鍼灸の主な対象疾患
肩こり | 腰痛 |
坐骨神経痛 | 変形性膝関節症 |
頸腕症候群 | 頚椎症 |
肩関節周囲炎(五十肩) | 顔面神経麻痺(ベル麻痺) |
眼精疲労 | 頭痛 |
更年期障害 | めまい |
胎位異常(逆子) | 難治性吃逆(しゃっくり)等 |
治療に使う鍼はディスポーザブル鍼を使用しています。
灸治療には主に間接灸(温灸)を使用して、出来るだけ火傷痕を残さないようにしています。
スタッフ紹介
吉田 剛典
役職 | 鍼灸師 |
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谷村 裕充
役職 | 鍼灸師 |
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