病院長 新年(平成30年)のご挨拶

県立尼崎総合医療センター 院長 藤原久義からみなさまへ新年のご挨拶です。「県立尼崎総合医療センターが目指すこと:(1)量から質へ、(2)病院完結型から本格的地域完結型医療へ 連携・協調して高度急性期・高度専門・先進&政策医療を担う!、(3)医療のみならず、マネジメント・サービスでもトップの病院!」

量から質へ、新たな飛躍のスタート

兵庫県立尼崎病院と県立塚口病院との統合新病院「兵庫県立尼崎総合医療センター(AGMC)」は、2015年7月1日の開院以来すでに2年半経ち、昨年には大型立体駐車場(600台)や新保育園・病児保育、小児救命救急センターの指定も受け、統合新病院への移行期は終わりました。この間、開院当初の混乱にもかかわらず、2017年の稼働率は95%、在院日数11.0日、手術室での手術数約1万2千/年、救急車約1万1千台/年(全国3位、関西1位)と、多くの患者さんにご利用いただきありがとうございました。また、AGMCは研修医(24名/年)に人気があり、一次指名数で関西ではトップでした。
AGMCは建物・設備・人等の量的面ではかなり充実しました。これからは、より重症患者を対象にすることや各職員のスキルアップ・部門間の連携協力の一層の促進等の“質の充実”に転換する時期に来たと思います。
大型の新型ジャンボ機の初飛行に例えるなら、満員の乗客を乗せて、滑走路を助走・機首を揚げ、上昇していたこれまでの時期から、いよいよ水平飛行に移り、青空の中で、スピードをぐんぐん上げる時期になりました。

病院完結型から本格的地域完結型医療へ|高度急性期・高度専門・先進&政策医療を担います

AGMCは、730床、研修医を含めた医師数336名、看護師数1,114名、職員数計約2,000名以上という大きな病院です(詳細については病院ホームページを参照)。尼崎市のみならず、人口約175万の阪神南・北地域に加えて約45万人の大阪市の西部地域を対象にした大規模なER型救命救急センター・小児救命救急センターやICU・HCU計143床の重症系病床、総合周産期母子医療センター、循環器センター、低侵襲心血管治療センター、消化器センター、がんセンター、脳卒中センター、生活習慣病センター、ハイブリッド手術室やロボット手術室を含む19手術室、最新鋭のがん診断(PET/CT)・放射線治療設備(IMRT2台)、30床の外来化学療法室、阪神地域唯一の感染症病棟(8床)、兵庫県難病相談センター、兵庫県メディカルバースセンター等がフル稼働しています。
診療・研修・教育に加えて、研究も重点課題とする我が国を代表する高度急性期・高度専門・先進&政策医療を担うマグネットホスピタルです。
また、本院は患者さんの心のケアにも配慮した明るい病室や緑が一杯の病院です。超高齢化社会を迎え、いわゆる“2025年問題”に対応するため、これまでの病院完結型医療から阪神南・北地域完結型医療・介護へという国の医療計画「地域包括ケアシステム」&「地域医療構想」が始まりました。この構想の中での本院の役割は、地域医療・介護全体と連携・協調して高度急性期・高度専門・先端・政策医療の部分を担うことです。そのため、「“h-Anshinむこねっと”」や本年1月からスタートする尼崎市医療・介護連携支援センター「あまつなぎ」にも協力させていただきます。

医療水準のみならず、マネジメント・サービスでもトップの病院を目指す!

医療水準とマネジメント・サービスは車の両輪で、良い病院は、必ず、両方共に優れています。このため、PFM(patient-flow-management)-AGMC等をさらに発展させ、外来・入院・退院・転院まで一貫したサービスを提供します。

本院に対する皆様の期待の大きさをひしひしと感じています。職員一同、皆様の健康を守るため、断らない医療(外来・入院・手術)&納得・安全医療をモットーに、一層、工夫・改善してまいりますので、一層のご支援、ご鞭撻、ご協力をお願いいたします。

2018年1月1日
兵庫県立尼崎総合医療センター 院長 藤原 久義