病院長 平成31年 新年のご挨拶

県立尼崎総合医療センター 院長  平家俊男より、平成31年 新年のご挨拶:継続して「目指すこと」3項目、①本格的地域完結型医療の推進・充実! ②医療のみならず、マネジメント・サービスでもトップの病院! ③量から質へ!

第2ステージに突入真っただ中

「兵庫県立尼崎総合医療センター(AGMC)」は開院3年半が経過しました。

昨年は、稼働率94.6%、在院日数10.6日、救急車32件/日(2018.4月~10月)と、多くの患者さんにご利用頂きました。しかし、私たちはまだ発展途上にあります。「満員の乗客を乗せて飛び上がった大型の新型ジャンボ機」が、社会が求めるルートを着実にかつ安全に飛行するためには、機長とともにクルー全員(各部門の長とともに職員全員)が、引き続き社会のニーズを先取りし、自ら積極的に変化(進化)していく必要があります。

本格的地域完結型医療の推進・充実

本院の役割は、尼崎市のみならず、人口約175万人の阪神医療圏+約45万人の大阪市西部地域の医療・介護全体と連携・協調し、日本に誇れる質の高い高度急性期・高度専門・先端・政策医療の部分を担うことです。さらに、日本に誇れる質の高い診療内容を担保するため、研修・教育・研究も重点課題です。

AGMCは、ベッド数730床、医師数363名、看護師1,165名、職員数2,000名強を擁し、充実したER型救命救急センター、ICU・CCU等の重症系病床、低侵襲心血管治療センター、ハイブリッド手術室やロボット手術室を含む19の手術室、最新鋭のがん診断・治療設備等がフル稼働しています。

第2ステージに突入したAGMCに求められることは、これらの充実した資源・設備が緊密に連携・協調することにより、あたかも、いろいろな臓器・器官が連携・協調してしなやかな動きを見せる生命体のように、柔軟な病院組織に編み上げることです。それにより、地域の医療・介護全体との一層の連携・協調が可能になります。

医療のみならず、マネジメント・サービスでもトップの病院

生命体において、いろいろな臓器の連携・協調を取り持つものは、血液、神経を介する伝達物質です。これに相当するものが、マネジメント・サービス(の向上)です。職員全員が、各部門での当事者意識とともに病院全体の視野も入れて、どのような取り組みがマネジメント・サービスの向上に繋がるか、常に頭の片隅におきながら、知恵を出し合いましょう。

量から質へ

AGMCは建物・設備等の量的面ではかなり充実してきました。これからは、高度専門医療の充実(特にがん診療の充実)、PFM(patient-flow-management)の充実(緊急入院への適応拡大、外来・入院・退院・転院全体を見渡す対応)、医療安全、職場環境等、様々な局面での質的面での充実が、第2ステージに突入したAGMCに求められます。

本院は、地域の皆さんとともに歩んでいく病院です。職員一同、皆さんの健康を守るため、一層の工夫・改善を積み上げてまいります。皆さんの一層のご支援、ご鞭撻、ご協力をお願い申し上げます。

2019年 元旦
兵庫県立尼崎総合医療センター 院長 平家俊男