周産期ケア研究センター(兵庫県立大学)

周産期ケア研究センター

兵庫県立大学看護学部 周産期ケア研究センターは、2015年7月に兵庫県立尼崎総合医療センター内に設置され、兵庫県立尼崎総合医療センターとの連携のもとに運営されています。別組織である臨床の場と、研究・教育機関が連携して病院内に研究センターを設置することは全国初の取り組みです。

本研究センターでは、科学的根拠に基づく看護・助産ケア方法の開発とともに、質の高いケアを提供できる看護職等の人材育成に取り組んでいます。これらを通して、安全で安心な妊娠・出産・育児を支援する看護モデルの構築や情報の発信を行います。

周産期とは、出産前後にあたる妊娠22週から出生後7日未満と定義されていますが、一般的にはより広範囲となる妊娠・出産・産後の時期を指しています。そこで、本研究センターでは、子産み子育ての時期にある女性や、これらの女性を支える家族などをケア対象と捉えています。

本研究センターでは、女性やその家族たちが抱える健康課題・問題の解決につながる看護ケアの開発や、その効果検証などの研究に取り組んでいます。また、最新の知見や科学的根拠に基づく看護・助産ケア方法を活用し、ケアの質を保証できる人材の育成に向けた研修を行います。