【リハビリテーション部】患者さまに寄り添う次世代のロボットリハビリテーション

【リハビリテーション部】患者さまに寄り添う次世代のロボットリハビリテーション

兵庫県立尼崎総合医療センターリハビリテーション部では2017年からロボット療法を開始しており、HONDA歩行アシストとHAL®単関節医療用タイプを導入しています。

HONDA歩行アシストとは?

~患者さまの歩きたい「思い」に寄り添って~

HONDA歩行アシストは、ASIMOにもつながる二足歩行ロボット研究で培った歩行理論をもとに研究された、効率的な歩行をサポートする歩行練習機器です。

HAL<sub>®</sub>HONDA歩行アシスト装着して歩行練習をしている様子の画像

HONDA歩行アシストとHAL®単関節医療用タイプの装着風景

歩行時の股関節の動きをモーターに内蔵された角度センサーで検知し駆動します。腰フレーム、モーター、大腿フレームのシンプルな構成で身体に優しくなじみます。

HAL®のメーカー サイバーダイン社のホームページへのリンク

HAL®単関節医療用タイプの写真(前面)

ロボット支援腹腔鏡下根治的膀胱全摘除術(RARC)の様子

HAL®単関節医療用タイプの写真(裏面)

患者さまの「思い」を大切に、目標を共有しながらリハビリを進めていくことが可能です。

リハビリの様子の画像

HONDA歩行アシストとHAL®単関節医療用タイプの装着風景

ロボットスーツHAL®とは?

~患者さまの動きたい「気持ち」に応える~

人は身体を動かすとき「動こう」と考えることで、脳から筋肉に微弱な信号を送ります。HAL®はその信号を検出し、「意思」を読み取りアシストします。これにより脳は“動く”ために必要な信号の出し方を学習することができます。

動きに対する正解を脳に教えることのできる唯一のロボット、それがHAL®です!

HAL®単関節医療用タイプ取り付け時の画像

HAL®単関節医療用タイプ取り付け時

患者さまの身体の状態に合わせて臥位、座位など様々な姿勢でのリハビリが可能なほか、一般病棟やリハ室のみならず、急性期の集中治療室など、幅広い環境でリハビリを行うことができます。術後間もない状態でも、身体の負担を軽減しながら集中的なリハビリが可能となります。

HAL®単関節医療用タイプのリハビリ風景の画像

HAL®単関節医療用タイプのリハビリ風景

神戸新聞に掲載されました
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ロボットを通した地域連携

当センターはロボットを導入されている阪神地域の回復期病院様と情報を共有しています。連携病院へ転院された後もスムーズなロボット治療を行うことが可能です。また各種学会発表や兵庫・尼崎ロボットリハビリテーション研修会を開催し地域臨床研究を推進するなど、最新の知見を得るよう努力しています。

リハビリテーション部からのお願い

当センターのロボット治療は入院されている患者さまに限り受付をしています。またロボットの治療効果・内容・方法には個人差があること、また、自由診療での治療には対応しておりませんので予めご了承ください。

リハビリテーション部
ロボットチーム責任者
作業療法士 正垣 明