- 新たな診療取り組み
体の負担を少なくするために切り方を小さくしたり、切らないような手術のことを
低侵襲手術といい、通常の手術と比較して、特に次のような患者さんに向いています。
- ① 高齢や他の重い病気のために通常の手術はリスクが高い患者さん
- ② 仕事などのために早期の退院や社会復帰が必要な患者さん。
当院の循環器センター(循環器内科、心臓血管外科、小児循環器内科)では従来から様々な心臓血管疾患に対し低侵襲治療に取り組んでまいりました。最近になって上記のような患者さんが増加してきたため、今まで以上に本治療を普及させることを目的として、これらを一まとめにした「低侵襲心血管治療センター」を設立しました。これを契機に「体にやさしい治療」の提供を促進したいと思います。下に代表例を示しますが、3診療科で連携して更に多くの疾患に対しても適応を拡げていきたいと思います。
下肢の動脈閉塞に対するカテーテル治療
バルーン拡張や通常のステント留置だけでなく、カテーテルによる血管内バイパスが可能となりました。
狭心症のカテーテル治療
〜新兵器登場〜
治療の主流はステント留置ですが、プラーク切除器具や再発予防薬剤を塗布したバルーンが使用可能となり、ステントを使用しない治療も可能になりました。
この特集については下記の「あまが咲だより」にも掲載されています: