認知症・せん妄サポートチーム(DDST)
 

認知症・せん妄サポートチーム(DDST)

チーム紹介

認知症・せん妄サポートチーム(Dementia・Delirium Support Team:DDST)は、認知症の周辺症状やせん妄の予防・改善に取り組むチームです。

入院時は、慣れない環境や治療、身体の病気の影響で、脳にもストレスがかかります。
そのため「認知症」の周辺症状が悪化したり、「認知症」がなくても意識の混乱や不穏状態を呈する「せん妄」が出現することがあります。この場合、本来の受ける予定であった治療やケアが難しくなったり、入院生活に支障が生じたりします。私たちは、認知症・せん妄の治療やケアに強い病院作りに貢献することを目指し、認知症やせん妄から生じる悪い影響を出来るだけ少なくするよう病棟のスタッフと一緒にケアに取り組んでいます。

活動のスタイルは、D:どこでも、D:出向く、S:サポート、T:チーム(^^)を、モットーとしています。

現在の主な活動内容

(1)院内チームラウンド

各病棟から認知症患者さんやせん妄患者さんに対する相談を受け、適切な予防や初期介入、ケアについて提案を行なっています(毎週火曜日14時~16時)。必要に応じて精神科医への受診やサポートチームナースが病棟訪問する支援も行っています。

(2)認知症・せん妄ケアに対する教育支援や研究活動、地域連携

院内に向けた DDST通信の発行、認知症やせん妄の勉強会や研修会の企画と実施、活動実績に基づいた研究活動を行います。特に認知症ケアにおいては、地域との連携を強化・推進し、地域医療・ケアにも寄与していきます。外来では認知症看護認定看護師による物忘れ看護相談を火・木の午前中に行っています。物忘れ外来も11月より開始します。

チーム編成

診療部(神経内科医師、精神科医師、ER総合診療科医師)、地域医療連携センター(精神保健福祉士)、薬剤部、リハビリテーション科(作業療法士)、看護部、医療安全対策室といった多職種連携のチームです