ICT部会とAST部会の役割

兵庫県立尼崎総合医療センターの役割は、「地域・介護全体と連携・協調して、高度急性期医療、高度専門医療、政策・先端医療の部分を担うこと」にあります。

安全な医療の実現のための重要な要素の一つに院内感染対策が挙げられます。ICT部会では、院内での感染症の発生状況を把握し、周囲への伝播を防止する対策などを行っています。

また全世界で薬剤耐性菌の問題が危惧されるようになり、新たな耐性菌を生み出さないための適正な抗菌薬治療の推進が求められています。これに対応するため院内での抗菌薬治療への介入を主な目的としたAST部会が発足しました。

院内感染対策の推進のため、ICTとASTの二つの部会が協力して、職員の一人ひとりに対する教育・各部署における環境整備・病院全体としての人的、物的資源の活用・さらには病院内にとどまらず尼崎市から阪神地域での感染対策に貢献していきます。