科長ご挨拶

兵庫県立尼崎総合医療センター血液内科科長 渡邊光正(わたなべみつまさ)よりご挨拶

患者さんへのメッセージ

血液疾患を専門にしている病院は少なく、阪神地区の中心的な病院として、努力しております。この分野は日進月歩治療が進化しており、最新の治療を積極的に取り入れ、高齢者でもより安全に治療成績の向上を目指しております。血液腫瘍は遺伝子変異などにより悪性度が大幅に異なり、それらを考慮して最初から治療する必要があり、当院ではそのような検査を院内で行うことで、迅速に判断し、治療を行っております。一方、高齢化社会に伴い、ご高齢の患者さんが年々増加しており、生活の質も重視して安全に治療も行っております。また、移植治療や急性白血病の治療は入院期間が長くなることが多く、その場合でも、当院の無菌病棟や無菌室はゆったりした空間があり、少しでも快適に過ごして頂けるよう、空調設備のみならず、空間にも重点を置き、また早期退院を目指しリハビリ介入も積極的に行っており、安心して治療に専念していただけると思います。さらに、同種造血幹細胞移植の対象年齢を75歳まで拡大しましたが、安全に行えておりますので、他院で年齢で断られても当院では積極的に受け入れていきます。なお、移植コーディネーターを2人(認定HCTC)有しており、移植前後に関しても安心して相談して頂けると思います。どうぞ宜しくお願い致します。

ご紹介いただく先生方へのメッセージ

阪神地区に必要とされている移植病院として、無菌室、無菌病棟を充実させました。また、臍帯血移植および骨髄バンク移植の認定施設です。

これまで同様に新規薬剤を積極的に取り入れ、エビデンスに基づいた最新の治療を提供するとともに、移植医療にも力を注いて参ります。同種造血幹細胞移植の対象年齢を75歳まで拡大しましたが、安全に施行できておりますので、他院で年齢で断られても当院では積極的に受け入れていきます。

このように高齢者でも安全に治療を行うことを目標としておりますので、血液疾患を疑われた場合は、早めにご気軽にご相談いただければと思っておりますので、宜しくお願い致します。