感染症内科(ER総合診療科)

感染症内科の紹介

感染症内科とは、微生物が引き起こす病気を専門的に診る内科です。髄膜炎、肺炎、感染性心内膜炎、腹腔内感染症、尿路感染症、皮膚軟部組織感染症、帰国旅行者の感染症、臓器移植後の感染症、免疫不全者の感染症など臓器によること無く、あらゆる種類の感染症診療を行っています

当院は国の指定する特定感染症病床を有する第二種感染症指定医療機関であり、MERS(中東呼吸器症候群)や鳥インフルエンザなどの二類感染症を診療する責務を担っています。ここ3年はコロナ対応に追われる日が続いていました。兵庫県で中等症・重症コロナ患者に対応する指定病院として多くの患者を受け入れ治療を行ない、現在も一時期に比べると患者数はかなり減りましたがまだ油断はできない状況です。またHIV拠点病院としてHIV感染者を積極的に受け入れ、日本エイズ学会認定医師が最新の治療を行っています。

外来においては、不明熱・炎症反応高値・HIV/AIDS・結核・輸入感染症・ワクチンなどの感染症およびその周辺に対して対応します。入院が必要な場合はER総合診療科で入院治療を行いますが、必要に応じて各専門科に紹介することになります。また他科入院中患者の感染症診療を支援し、主治医が主疾患に対して治療に専念できるようにお手伝いします。

教育も重要なミッションの一つとしています。院内カンファレンスやICTラウンド、個々のコンサルトを通じて学生・研修医教育、医療従事者(看護師・検査技師など)への教育を行います。院外での講演や研究会にも参加することにより、地域医療機関や一般の方々への啓蒙なども積極的に行なっています。