脳神経内科

脳神経内科は脳や脊髄から成る“中枢神経”から、手足に分布する“末梢神経”、その先の“筋肉”に至るまで、“脳神経系”の病気を内科的に診療するところです。私たちの守備範囲は広く、common diseaseとよばれる脳梗塞や認知症、てんかんなど患者さんの多い疾患から、神経難病と呼ばれるパーキンソン病や多発性硬化症、ALSなど専門性の高い疾患、あるいは頭痛やしびれ、めまいなどの日常的な症状に対しても診断や治療を行います。

21世紀は「脳の世紀」とも呼ばれ、医学の発展とともに次々と新しい発見や治療薬の開発がなされていますが、最新の治療を行うためにはまず一人ひとりの患者さんを正しく診断することが何よりも重要です。一方で神経疾患の中には治療の難しい病気も依然としてありますが、どうしたら症状を和らげて、よりよく暮らしていけるか、患者さんやご家族と一緒になって考えていきたいと思います。

当院の脳神経内科は開設40年間で築いてきた神経疾患治療の歴史を力に、新しい戦力を加えながら、他のセクションとのチーム医療で、記憶・ことば・行動・感覚・運動能力など、神経が関わるたくさんの機能の障害回復にむけてチャレンジしていきます。

脳神経内科3つの柱