対象とする主な疾患

1.肺癌

さらなる個別化治療の時代へ

肺癌治療はかつての組織型に基づく治療から遺伝子変異に基づく治療に変わりつつあるところです。患者さん一人ひとりと相談し最適な治療方法を検討していきます。初回治療に関しては入院で施行するケースが殆どですが、2回目以降は基本的に通院治療が主体となります。当院は西日本がん研究機構(WJOG)に所属しており対象となられる患者さんにおいては臨床研究への参加をお願いさせていただく場合もございます。

がん免疫療法も行っております

2015年12月本邦において進行再発非小細胞肺癌に対し「ニボルマブ(商品名:オプジーボ)」が適応となりました。非常に期待が持てる新薬でありますが、一方でこれまでの抗癌剤とは異なった特徴的な副作用も報告されております。当院では各専門診療科とも連携を図り、安全に治療を行えるように努力しております。現在のところ非小細胞肺癌に対し何らかの治療を行い、その治療が効きにくくなった患者さんのみが適応となります。詳細は主治医から説明させていただきます。

2.悪性胸膜中皮腫

豊富な経験を元に最適な治療を行なってまいります

当院は全国で第5位の治療実績を上げております。(2018年度DPCデータより)呼吸器外科とも連携し診断から治療まで迅速に対応してまいります。

3.びまん性肺疾患

間質性肺炎、サルコイドーシスなど。画像診断のみならず必要な場合は積極的に気管支鏡検査を行い可能な限り原因を追求していきます。

4.慢性閉塞性肺疾患(COPD)

禁煙が大原則

喫煙が大部分の原因となり、禁煙が最も重要であります。加えて気管支拡張薬の吸入や各種ワクチンの接種を勧めています。

5.慢性呼吸不全

慢性閉塞性肺疾患、肺結核後遺症、間質性肺炎などの患者さんで、酸素投与が必要な方がおられます、約1週間前後の教育入院により、機器の取扱を学んで頂き、酸素投与方法を検討致します。また二酸化炭素が貯留している場合非侵襲的陽圧換気(NPPV)を導入する場合もあります。退院後は当院もしくはかかりつけの近隣医療機関で経過観察を行っていきます。

6.感染症

肺炎は今でも怖い病気です。

細菌性肺炎、肺結核、真菌性肺炎、ウイルス性肺炎など(誤嚥性肺炎につきましては、かかりつけの科の入院となる場合もございます)。患者さんの基礎疾患に留意しつつ、喀痰検査などから起因菌を同定し、治療薬を選択します。多くの場合外来で治療可能ですが、酸素が必要な方は入院での治療が必要となる場合がございます。

7.禁煙外来

最新のガイドラインに従った治療を行っています。

患者さんの基礎疾患などを考慮しつつ、内服薬もしくは貼り薬による治療を行います。

8.気管支喘息

専門外来で対応しております

吸入ステロイド薬の定期吸入により、重症患者さんは減少傾向です。