小児形成外科

概要と特色

当院は「周産期医療センター」を擁する小児の専門病院でもあります。形成外科のあつかう疾患の中でも体表面の先天異常は重要な位置を占めます。

これらの疾患のなかでも、当院の小児形成外科では口唇裂・口蓋裂に代表される『顔面の先天異常』を治療の中心にすえ、小児科、新生児内科、小児脳神経内科、小児救急集中治療科、リハビリテーション科(言語聴覚士)、口蓋裂を専門とする近隣の矯正歯科医院などと連携、生下時から成人に至るまで一貫した治療方針(当院HP形成外科「対象とする主な疾患」をご参照ください)で診療にあたっています。

口唇裂や口蓋裂の治療は、ことばやかみ合わせなどの「機能の改善」と口唇や鼻の「形態の改善」のふたつが求められます。当院小児形成外科では専門外来として『唇・顎・口蓋裂外来』を設け、時間をかけて患者さん・ご家族のお話を聞きながら診察し、病態の説明と治療方針の相談をおこなっています。セカンドオピニオンも受け付けていますので、ご連絡ください。

他にも、耳の形態異常(小耳症・埋没耳介・副耳など)、舌小帯短縮症、指・趾の異常、あざ、等々、生まれつきの体表面の問題があればご相談ください。