科長ご挨拶

兵庫県立尼崎総合医療センター皮膚科科長 工藤比等志よりご挨拶

皮膚科を受診される方へ

皮膚科の病気は命にかかわることが少なく、治療も外見やかゆみへの対応が主体でしたが、高齢化進行のためか重症の患者さんや悪性の病気が増加しています。当科での診療の中心は、入院を含めた急性期、重症、難病、悪性疾患の治療と、原因不明で難治だったり、難病、悪性疾患の可能性があったりする場合の検査とになっています。治療、検査の重複を避けるためにも、急な発症、悪化の時以外は、できるだけ紹介状をお持ちになり、予約を取って受診してください。急性期、重症の方への対応のため、予約時間通りの診療が困難なことも多くなっています。症状が落ち着いた場合は、地域医療機関で治療を継続できるようご紹介しています。

ご紹介いただく先生方へ

病院全体の機能、皮膚科スタッフとも大学病院を除く阪神間の病院では最も充実し、大半の皮膚疾患に対応できます。診療所、クリニックで対応困難な重症、難治、悪性疾患に特化して診療しておりますので、紹介、逆紹介ともにより一層のご協力をお願い申し上げます。
当科にご紹介いただいた皮膚腫瘍に関しては、ダーモスコピーや皮膚生検を行って診断し、局所麻酔で可能なものであれば手術も行っております。また、必要に応じて形成外科とも連携しております。