集中治療科

集中治療科
集中治療科のご紹介
診療科を問わず、すべての成人重症患者に対応します
集中治療科は、144床の重症病床のうち、内科系、外科系、診療科を問わず、全般的に入院中の患者さんを受け入れる集中治療室(GICU; general intensive care unit)と、病棟への中間的重症治療室(GHCU; general high care unit)を担当しています。入室される主な患者さんは、大手術を受けられた患者さんと、治療中予期せぬ臨床経過をたどり重症化された患者さんです。
重症患者さんの生命を守る、人工呼吸、血液浄化法、VV-ECMOなどの特殊治療に習熟した集中治療の専門医が、各専門診療科と緊密に連携し、多職種に各専門能力を最大限に発揮してもらいながら、2つの集中治療室を運営しています。
集中治療科3つの責務

科長ご挨拶

集中治療科は、平成29年度に新設されました。当院の重症部門を管理する集中治療センターの中で、集中治療科の運営するGICU,GHCUは、各専門集中治療室に該当しない、全般的な集中治療を要する患者さんに対応しています。各専門診療科との連携を密にし、また看護師、薬剤師、臨床工学士、理学・作業療法士、管理栄養士など、様々な専門職種に最大限の力を発揮してもらいながら、抜群のチームワークで診療に取り組んでいます。
現在、ほぼすべての大手術後患者、内科系、外科系を問わない院内重症患者に加え、救命救急センターから、人工呼吸管理の長期化したCOVID-19の患者さんなどの最重症患者、さらにはrapid response teamにより、重症化を未然にキャッチされた入院患者さんを受け入れ、院内各科から信頼される集中治療室を目指して頑張っています。
診療科開設後、順調に運営できておりますが、将来への課題も多く抱え、まだまだ伸びしろを残しています。当院が目指す方向性にそって、院内各診療科が安心して専門診療に取り組めるよう、全力で重症患者管理に取り組んでいきます。
対象とする主な疾患
大手術後の患者
複数の臓器障害を合併する患者(術後、内科系重症患者)
院内急変患者、RRT対応患者
救急外来、救命救急センター集中治療室からの重症患者
学会認定(施設認定)
- 日本集中治療医学会集中治療専門医研修施設
- 日本急性血液浄化学会認定指定施設(集中治療センター)
- 呼吸療法専門医研修施設
- JIPAD(日本ICU患者データベース)参加施設