科長ご挨拶

腎臓内科では、慢性腎臓病・急性腎不全などの内科的腎疾患、蛋白尿・血尿・高血圧・浮腫・腎機能低下等を契機とする腎疾患(腎炎症候群、ネフローゼ症候群など)などの内科的腎疾患を対象に診療を行っております。これらの各種腎疾患は心筋梗塞等の虚血性心疾患、脳血管疾患等全身の全身血管疾患のリスク因子として重要な位置付けを占めておりますが、糖尿病性腎症を初めとする生活習慣病の結果としての腎疾患は増加の一途を辿っている状態です。これらの疾患を早期発見の上加療すべく、新病院での体制となっても当院では腎臓内科スタッフだけでなくその他当内科系・外科系専門医、近隣先生方と綿密な協力のもと集学的治療を行っていきたいと考えております。

患者様へのメッセージ

蛋白尿や血尿など検尿異常を指摘された時や、採血で「クレアチニン(Cr,CRE)」が正常より高い場合には早めに受診してください。腎疾患は症状がなくても発症している場合があり、検尿異常や採血などで初めて指摘されることが少なくありません。異常を指摘された場合には早めに腎専門医を受診してください。