臨床研究をしています(2014年11月20日から2年間)
疫学研究とは、病気にかかることの頻度や病気の多さを調べて、その原因を明らかにする研究です。私たちは過去のカルテより得られた情報を利用して、現在まで行われた血液透析法に関して評価を行い、より良い血液透析法を確立し患者さんに還元できるように、下記の疫学研究を行っています。
下記の疫学研究は、兵庫県立尼崎病院倫理委員会の承認を得た後、研究責任者の管轄のもとに行われます。当院にすでに記録されている臨床情報をもとに行われるため、対象となる患者さんに新たにご負担をおかけすることはありません。
また、この研究の結果は専門の学会や学術雑誌に発表されることがありますが、対象者のプライバシーは十分に尊重され、個人に関する情報(氏名など)が外部に公表されることは一切ありません。
もし、下記の疫学研究にご自身の臨床情報を使用されることに同意されない方は,下記連絡先にご連絡くだされば、解析対象から除外させていただきます。同意されない場合でも、診療上であなたが不利益を被ることは一切ありません。また下記研究に関して、ご不明な点がございましたら、いつでも下記連絡先にお問い合わせください。
〈概要〉臨床研究①「カテーテル後、当日中に血液透析を行うと、透析中の血圧低下を生じやすいか」
研究期間:2014年11月20日から2年間を予定しています。
対象:2011年4月から2013年3月31日に兵庫県立尼崎病院循環器内科にカテーテル検査または治療目的で入院し、カテーテル検査または治療を受けた維持透析患者さん。
目的:カテーテル後、当日中に血液透析を行うと血圧が下がりやすいかを調査します。
方法:診療記録より臨床情報を収集して、カテーテル当日に血液透析を行うと、翌日と比べて血圧が下がりやすいかどうかを解析いたします。収集する臨床情報には、年齢、性別、透析歴、糖尿病の有無、カテーテル中の造影剤の使用量と種類、カテーテル中に使用した薬剤、普段の内服薬、SpO2、酸素必要量(酸素投与されていた場合)、血液透析中の血圧・脈拍の記録、血液透析中の除水量、血液透析の看護記録、Hb 、アルブミン、CRP、があります。研究成果は学会、および論文にて公表します。
個人情報:臨床情報は匿名化され、個人情報から切り離されます。そうであっても臨床情報を本研究のために使用されたくない方は、ご連絡いただければ解析対象から除外します。
問い合わせ先
研究責任者:
辻本 康 兵庫県立尼崎病院 腎臓内科
〒660-0828 兵庫県尼崎市東大物町1-1-1
TEL: 06-6482-1521 FAX: 06-6482-7430
竹岡 浩也 兵庫県立尼崎病院 腎臓内科
〒660-0828 兵庫県尼崎市東大物町1-1-1
TEL: 06-6482-1521 FAX: 06-6482-7430
共同研究者・研究協力者:
片岡裕貴 兵庫県立尼崎病院 呼吸器内科
佐藤幸人 兵庫県立尼崎病院 循環器内科
臨床研究②第3期慢性腎臓病を伴う高尿酸血症患者を対象としたフェブキソスタット製剤の腎機能低下抑制効果に関する多施設共同、プラセボ対照、二重盲検、ランダム化並行群間比較試【FEATHER study】
研究実施期間:2012年6月〜2015年5月
〈目的〉CKDステージ3a, 3bを伴う高尿酸血症患者を対象としてフェブキソスタット投与による高尿酸血症治療についてeGFRを指標とした腎機能低下抑制効果を検証する。上記医師主導の臨床研究に参加中です。