小児脳神経内科

小児脳神経内科
阪神尼崎地区のこどもの神経疾患に幅広く対応します
乳幼児期から青年期におきる神経疾患、特に小児てんかんや発達障害を中心に、脳炎脳症、自己免疫性神経疾患、神経筋疾患など幅広く診療を行っています。小児病棟には3台のポータブル脳波計を備え、意識変容や頻発するてんかん発作では長時間ビデオ脳波記録を行い、脳機能の評価・発作評価を行っています。脳炎脳症などの急性期疾患では、小児救急集中治療科医師と連携し神経集中治療を行っています。また、他の小児関連科やリハビリテーション科と連携し、急性期の診療だけでなく、てんかんや脳神経疾患に伴う障がいを持つ患者さんのトータルマネジメントを含め、患者さんが日々の生活を安心して過ごしていけるよう安心で誠実な診療を目指しています。
科長ご挨拶
当科では乳幼児期から青年期に発症する神経疾患、小児てんかん、発達障害に関する診療を中心に、先天性奇形症候群、神経筋疾患、自己免疫性神経疾患など幅広く診療を行っております。特にてんかん診療においては、当科では、積極的に長時間脳波モニタリングや発作時ビデオ脳波モニタリングなどを行っております。これらの検査を行うことにより個々の患者さんのてんかん病態を把握することにより、正確な診断、また治療戦略を検討・実施しております。更に、小児科・小児救急科との連携のもと、24時間、てんかん発作などの緊急時の対応も可能となっており、安心しててんかん診療が受けられるような診療体制が整っております。
また、これまで通り発達障がいなど学校や集団生活がなかなか上手く過ごせないお子さんの診断、並びに環境整備などのお手伝いができるよう専門医や医療スタッフが対応しております。当院では「療育」は行なえませんが、「医療」や「支援」を中心としたお子さまのサポートができるよう努力いたします。
対象とする主な疾患
てんかん、発達障害、中枢神経感染症・自己免疫疾患、神経筋・変性疾患、他科との連携による神経心理学的評価