教育部 臨床研修センター

教育部臨床研修センターの概要特色

病院運営の基本方針の1つである、医療水準向上のための「教育、臨床研究、自己研鑽」を支援することを目的としている。

初期研修プログラム概要

初期研修 1年目プログラム

最初の1年間は内科32週(循環器内科、呼吸器内科、消化器内科、脳神経内科、腎臓内科、血液内科、糖尿病・内分泌内科、膠原病リウマチ内科を2科8週ずつ)、救急部門(ER総合診療科)8週、麻酔科4週、外科4週をローテートします。

初期研修 2年目プログラム

2年目は小児科1ヶ月、産婦人科1ヶ月、精神科1ヶ月、救急部門(EICU)2ヶ月、一般外来(ER総合診療科)1ヶ月、地域医療1ヶ月、NICU(小児科コースのみ)1ヶ月をローテートします。残り4~5ヶ月は当院を含む兵庫県立病院群での選択研修を行います。このプログラムにより、広範な領域の研修と、初期研修医の成長に合わせたプライマリ・ケアや救急対応能力の涵養を目指しました。
募集は公募で、学業成績、小論文、面接試験、筆記試験を行い総合評価でマッチング順位を決定しています。

後期研修プログラム概要

初期研修終了後は後期研修プログラムを用意しております。後期研修は原則、新専門医制度による研修です。3年間を前提としていますが、専門医取得のためさらに2年研修可能なフェロー制度を用意しています。後期研修修了後の進路は、当院スタッフ、大学院進学、他病院スタッフなど各自の希望により病院としてもサポートいたします。公募で面談を行います。

教育支援のためUpToDate、ClinicalKey、MEDLINE Complete、Cochrane Libraryなどの電子媒体のほか雑誌をメディカルライブラリーで利用することができます。

「臨床研究」支援

病院運営の基本方針である、医療水準向上のための「教育、臨床研究、自己研鑽」に則り、兵庫県立尼崎総合医療センターから世界の診療を変えるような研究を発信することを目的として2014年4月に組織されました。クリニカルリサーチセンターの下部組織として、3名の医師が兼任で所属しております。 現在、臨床研究のための「研究提案書作成連続ワークショップ(PROTOCOL)」および、「系統的レビューのための研究計画書作成連続ワークショップ(SRWS)」を多職種対象として定期的に開催しております。

みなさん、ぜひ一緒により良い医療の実践のための研究をしましょう。

スキルラボ

4階別棟の教育エリア内に位置します。各種シミュレーターが設置されております。スキルラボでの個別あるいはグループでの研修が可能ですが、物品管理システムで貸出し手続きをすれば、院内の各現場での研修も可能です。

教育研修室

4階別棟のスキルラボ隣に位置します。30人規模でのレクチャーが可能です。看護学生から医師研修会などで利用されており、施設予約システムで予約利用することになっています。教育研修室とスキルラボを一連で使用することも可能であり、蘇生トレーニング・コースの開催や60人規模のレクチャーも可能です。

臨床研修センター

従来、研修・教育センターは、「医学生臨床実習の支援」や「初期研修プログラムの総合的支援」が主務でしたが、新たな専門医制度では、各領域の「専攻医プログラム」が作成され、院内外の専攻医が院内いたる所で研修します。限られた時間で実りある臨床研修を行うにはサポート体制が必要と考えています。マグネット・ホスピタルとして「医学生から専門医まで」そのキャリア形成を総合支援します。