検査部の概要・特色

尼崎総合医療センターの検査部は
ISO15189の認定を取得しています

検査部は平成29年2月にISO15189の認定施設として登録されました。ISO15189とは臨床検査の品質と能力を保証する国際規格であり、検査精度の高い施設が認定されます。認定施設の検査結果は国際的に認められたしくみにもとづき運営され、検査結果に対する信頼性が向上します。検査部はこれからもISO15189の要求事項を遵守し、安心して良質な検査を受けて頂けるよう患者サービスの向上に努めてまいります。

進化し続ける検査のプロフェッショナル集団です。

検査部門は患者さんにとっての利便性を配慮し、「採血室」、「検体検査部門」、「生理検査部門」を2階の同じフロアに隣接して配置しました。検体系では、最新の分析装置と搬送システムの導入により、TAT(検査報告時間)の短縮を図り、高度専門医療に対応するために、フローサイトメトリーによる細胞表面マーカーの解析や各部門で遺伝子検査を実施しています。また、救急医療に対応するために、24時間365日体制で迅速・正確・安全な検査を実施しています。

  1. 患者さんの待ち時間を短縮。(採血室、心電図室、超音波室を拡充)
  2. 検体検査機器バックアップ体制の充実と処理能力の向上
  3. 3次救急、小児・周産期医療に対応するため、365日24時間体制で検査を実施
  4. 技師のみならず医師への技術教育・育成機関を目指す。(超音波・細菌検査など)
  5. 移植医療支援としてフローサイトメトリー検査を実施し、コンパニオン治療に対応するために遺伝子検査を導入。

各検査部門システムに、独自開発のプログラムを盛り込み、迅速性と正確性の向上を実現しました

  • 検体システム:フェリカ対応によるログ管理、搬送機(トレイライナー、DW)との信号連携
  • 病理システム:術中迅速診断ネットワークシステム、バーチャルスライド作製機との連携
  • 生理システム:採血・生理一元管理による採番と患者さま呼出しシステム
  • 細菌システム:ICT web(感染管理支援システム)との連携
  • 輸血システム:重症系システムとの連携
  • 採血管準備システム:RFID対応、部門からHIS(患者基本情報)への連携

検査を終了した残余検体の使用について(お願い)

検査部では、患者さんの血液や尿などの検体を用いて様々な検査を実施しています。検査後の検体は通常廃棄しますが、その一部を精度管理や教育、研究などの医療の質の向上のために使用することがあります。残余検体を使用するため、採血量が増えることはなく、費用負担が発生することもありません。また、使用の際は、匿名化するために個人情報が漏れることはありません。

残余検体の使用を拒否される場合は、下記までご連絡をお願いいたします。ご連絡をいただいた方の検体は使用いたしません。

なお、拒否されることによって不利益を被ることはありません。ご連絡のない場合は、ご了承いただいたものと判断し、使用させて頂く場合がございます。ご協力のほどよろしくお願いいたします。

連絡先

兵庫県立尼崎総合医療センター 検査技師長
〒660-8550 尼崎市東難波町二丁目17番77号
TEL:06-6480-7000(代)