医療安全部

遠藤副院長からのご挨拶

医療においては患者さまの不利益(リスク)と利益(ベネフィット)が必ずあります。たとえば、採血をすると痛いけれど、その結果によって診断や治療に結びつくといった場面が考えられます。この例のようにリスクとベネフィットのバランスをとることが重要です。

医学の進歩にともなって、医療も高度化がすすみ年々リスクの高い手技が増加しています。一方で医療をうけるのも人、医療を提供するのも人であることは昔から変わりがなく、そのなかで予期せぬ事態が発生することや、期待した結果が得られないことを皆無にすることはできません。そのような状況においてもその影響を最小限に食い止める取り組みを行うことで、私たち医療安全部は、当院の基本理念の一つである「納得・安全・チーム医療」に貢献したいと考えています。