科長ご挨拶

兵庫県立尼崎総合医療センター産婦人科科長 廣瀬雅哉よりご挨拶

産科・周産期では、周産期医療センターとして母体胎児集中治療室(MFICU)6床を有し、ハイリスク妊娠・分娩を取扱い、緊急母体搬送を受け入れています。28床の新生児病床(NICU9床、GCU18床)、小児外科、小児循環器内科・外科があり、先天性疾患・胎児疾患に対応してます。ローリスク妊娠・分娩はメディカルバースセンターで助産師主導で対応しています。また、地域の診療所と連携して産科セミオープンシステムを導入しています。重症母体疾患は集中治療室(GICU等)で管理することが可能です。また、産科出血には、放射線科・麻酔科と協力してアンギオ室やハイブリット手術室で治療を行うことが可能です。婦人科悪性腫瘍の治療では、放射線治療が可能であり、抗癌化学療法を外来化学療法室で行っています。子宮鏡下手術、腹腔鏡下手術も積極的に行っています。胎児診療外来、CIN外来、出生前診断外来といった専門外来を開設しています。「地域医療連携と人材育成」をモットーに地域中核病院として、周辺地域の診療所の先生方、および地域住民の皆様から信頼されるべく日夜奮闘しています。学会発表は年間10回、論文発表は年間2編と、学会活動も活発に行っております。また、産婦人科専門医はもちろん、周産期専門医(母体胎児)、臨床遺伝専門医、細胞診専門医を取得するための教育研修施設の認定を取得しています。小児科と協同で新生児蘇生法A講習会を定期的に開催しています。未来の産婦人科医療を担う優れた産婦人科医師、助産師を養成するべく教育研修環境の整備を行っています。

出産を控える皆様へのメッセージ

「お産は病気ではない」。古くより言い習わされたフレーズです。8割のかたは、特別な医療を必要とせず無事に出産できますから多くの方がこれにあてはまるといえます。しかし、残りの2割の方には何らかの医療が必要であり、なかには適切にかつ迅速に対応しなければ母体、赤ちゃんのいずれかあるいは両方が大変な危機に見舞われる場合もあります。当院は周産期医療センターとしてあらゆる事態に対応できる能力を持っています。出産をしていただく皆さまにはまずその安心感を感じていただきたいと思います。医師、助産師による丁寧な時間をかけた妊婦健診と正確な胎児超音波検査を提供し、健康な人はより健康な妊娠生活を、問題のある方にはその予防と早期発見・早期治療を可能とする相談・指導を行っています。産科病棟には個室が10室あり快適な入院生活を提供しています。当院の「安心と快適」をぜひ実感してください。

婦人科の病気で悩んでおられる皆様へのメッセージ

当院では産科外来(3階)と婦人科外来(2階)があり、婦人科の方は婦人科外来で診察を受けていただきます。ほぼ毎日、女性医師が婦人科外来の診察を担当していますのでご希望の方はお気軽にお申し出ください。継続して診療が必要な患者さんには地域医療連携を積極的に活用しています。

地域の先生方へのメッセージ

当科では、地域の先生方からの紹介・搬送の依頼に24時間ホットラインで対応しています。患者さんに関するご相談などありましたらいつでもご連絡ください。また、胎児診療外来、CIN外来、出生前診断外来、NIPT外来といった専門外来を開設しておりますので患者さんのご紹介をお願いいたします。