最終更新日:2020年10月30日
胎児エコー検査
当院で妊婦健診を受けていただいている妊婦さんには、妊婦健診時、必要に応じて、胎児エコー検査を受けていただいております。胎児エコー検査は、産科外来の診察室で医師・助産師が行う場合と、妊娠中に検査部超音波検査室で当院の臨床検査技師が行う場合があります。検査部超音波室での胎児エコー検査は、臨床検査技師が、ゆっくり時間をかけて胎児をエコー検査で観察し、何か異常がないかを調べます。妊娠20週〜23週、妊娠28〜29週、妊娠34〜35週に、妊婦健診とともに、当院の臨床検査技師が検査部超音波室で行います。所要時間は約30分です。いずれの回も、その前の妊婦健診のときに検査の予約を入れさせていただきます。エコー検査の予約枠の関係で妊婦健診の日程を調整させていただくことがありますし、場合によっては省略することがあります。
ご注意
産科外来と検査部超音波検査室での胎児エコー検査で、さまざまな胎児情報が得られます。胎児形態異常、胎児発育など、胎児エコー検査でわかる胎児の問題・異常については原則的にすべて妊婦さんにお知らせしていますが、胎児後頸部浮腫(NT)などのように、それ自体が異常というわけではないが染色体異常の確率との関連のある所見については、通常の胎児エコー検査では積極的には観察しておりません。ただ、これらの所見が偶然観察されることがあり、このような所見の告知を希望されない方はあらかじめお申し出ください。NTの積極的な観察・評価を希望される方は出生前外来の受診をお勧めします。