乳腺外科

初めて受診される方へのメッセージ
当院は日本乳がん学会の認定施設であり、乳腺を専門とする医師3名(男性1名、女性2名)が診療しています。女性医師を希望される場合は、その旨お申し出下さい。
乳がんは年々増加していますが、早期発見すれば治る確率の高いがんです。
症状がなく検診で見つかる場合や、しこりに気づき受診される場合が多いですが、痛みや血性乳頭分泌(赤~茶色)で発見されることもあります。
当院では、検診で要精査となった方や症状がある方を対象としています。
尼崎市マンモグラフィ併用検診(要予約)は行っておりますが、その他の無症状の乳がん検診は行っておりません。
受診当日にマンモグラフィや乳房超音波検査を行い、結果を説明しています(水曜日のみ結果説明は後日になります)。乳がんが疑われる場合は、後日改めて生検や細胞診の予約をします。
乳がんの診断が確定した場合は、MRI、CT、PETなどの画像検査を行い、臨床病期(ステージ)に応じて、手術・放射線療法・薬物療法・緩和ケアを組み合わせた治療方針を決めていきます。
乳がんの約10%には遺伝が関与していることが知られています。当院では遺伝カウンセリングや、BRCA1または2(遺伝性乳癌卵巣癌症候群)やTP53(Li-Fraumeni症候群)の遺伝学的検査を行っています。以前に乳がんや卵巣がんに罹ったことのある方、血縁者に乳がんや卵巣がんがいる方、若年で乳がんと診断された方、遺伝の関与を調べたい方は、担当医にお問合せください。
乳腺外科に受診中の患者さんへ
臨床研究の実施に関するお知らせ
現在、下記の臨床研究を実施しております。
この研究では、患者さんの日常診療で得られたデータ(情報)を利用させていただきます。
ご自身のデータがこの研究に利用されることについて異議がある場合は、情報の利用や他の研究機関への提供をいつでも停止することができます。
研究の計画や内容などについて詳しくお知りになりたい方、ご自身のデータがこの研究で利用されることについて異議のある方、その他ご質問がある方は、以下の「問い合わせ先」へご連絡ください。
研究課題名 | ER陽性HER2陰性進行乳癌に対するパルボシクリブの安全性と有効性の検討:多施設共同後ろ向き観察研究, KBCOG-14 |
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研究の目的 | ホルモン受容体陽性HER2陰性の進行・再発乳がんの患者さんを対象に、通常の診療で得られたデータを収集・解析することにより、パルボシクリブの効果および安全性を評価し、より良い治療法を確立することを目的としています。 |
対象となる患者さん | 2017年12月1日から2018年12月31日の間、当科を受診され、パルボシクリブ処方を受けられた患者さん。 |
研究期間 | 当院の臨床研究倫理委員会承認日から 2019年7月31日 |
使用させていただく診療データ |
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個人情報の取り扱いと倫理的事項 | 研究データは、電子メールやインターネットを通じて、又は郵送やFAX等により共同で研究を実施している他の施設へ提供することもありますが、患者さんを直接特定できる情報(お名前やカルテ番号など)を削除し匿名化しますので、当科研究担当医師以外が当院の患者さんを特定することはできません。 この研究成果は学会や学術雑誌などで発表することがありますが、その場合でも上記のとおり匿名化していますので、患者さんのプライバシーは守られます。 なお、この研究は、国の定めた指針に従い、当院の倫理審査委員会の審査・承認を得て実施しています。 |
研究代表機関(情報管理責任者) | 兵庫県立がんセンター 乳腺外科 代表者名:高尾 信太郎 住所:明石市北王子町1-16-1110 電話:078-929-1151 |
共同研究機関・研究責任者 | 兵庫県立尼崎総合医療センター 乳腺外科 代表者名:諏訪 裕文 住所:尼崎市東難波町2-17-77 電話:06-6480-7000 |
試験実施施設及び担当医師 |
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