診療実績

精神科入院患者の検討

  • 2015年7月から2019年3月までの期間に入院した511例を検討
  • 性差、年齢、自損患者数、直前の依頼元、入院形態、担当主科、身体合併症病名、手術数、精神科診断名、平均在院日数、病床稼動率、転帰、退院先などについてデータを整理した
  • 4例が兵庫県精神科救急システムで精神科病院に入院して紹介されてきたケースであった

入院患者の性・年齢

自損患者数

自損患者症例

急性薬物中毒

入院日数は比較的短く、様々な精神疾患が認められた。

薬物中毒以外の自損

急性薬物中毒に比べ、入院日数は長く、統合失調症が多く認められた。

直前の依頼元

入院形態

担当主科

身体合併症

精神科診断名

GAF(機能の全体的評価)尺度

行動制限

平均在院日数・病床利用率

転帰

退院先

まとめ

  • 男性が62%で平均年齢は55歳で、女性の方が5歳若かった。
  • 自損患者90名18%で、急性薬物中毒、飛び降り、切創・刺創、縊頚などの順で手術例は、160例あった。
  • 直前の依頼元の半数が救命救急センター入院中の患者で、次に精神科病院からの転入院、当センター他科入院中であった。
  • 入院形態は、任意入院18%、医療保護入院74%、応急入院8%
  • 担当主科は、救命救急センターを担当しているER総合診療科や救急集中治療科が多く、神経内科、整形外科、消化器内科、呼吸器内科、消化器外科、腎臓内科、形成外科の順であった。
  • 合併症病名は、意識障害が最も多く、骨折、手術を要する状態、呼吸器系疾患、悪性腫瘍、急性腹症、悪性症候群・横紋筋融解症などであった。
  • 精神科診断名は、F2、F1、F0の器質性精神障害、F3、F0の認知症、知的障害の順であった。
  • 平均在院日数は累計で15.5日、病床稼働率は72.98%であった。
  • 転帰は、治癒と軽快退院が約87%を占めていた。
  • 退院先は、自宅退院が最も多く、次いで精神科病院、他科病棟へ転出、一般病院へ転院などの順であった。