対象とする主な疾患

新病院の周産期医療センターの診療体制としては

  1. 地域の診療所・病院と連携を取りながら行う、感染症をはじめとするいわゆるcommon diseaseを対象とした一般外来
  2. 小児のさまざまな疾患に対応できるように、京大病院をはじめ近隣の病院の協力も得て開設する多くの専門外来
  3. 救命救急センターや関連他科とも協力して行う、外傷も含めた小児の救急外来
  4. 産科部門とともに設立する総合周産期母子医療センター

の4つがあります。

一般外来は、呼吸器系・消化器系の感染症、熱性けいれん、気管支喘息・アトピー性皮膚炎などの診療が中心となりますが、その他頭痛・腹痛などの愁訴や心の問題など、こどものあらゆる問題の受け入れ口となります。小児科医としては、臓器別に疾患だけを診るのではなく、こどもを一人の人格として総合的に診る姿勢をもって診療を行います。その上でさらに専門的な診療が必要な場合には、各専門外来で担当します。

小児科として開設する専門外来は、神経・精神、発達障害、血液・腫瘍、免疫・膠原病、内分泌・代謝、臨床遺伝、腎・泌尿器、小児肥満などで、子どもに関わる幅広い分野を充実させていきます。

小児の救急診療は、救命救急センターの中で24時間365日の対応をいたします。重症疾患については小児救急集中治療科と協力して迅速な診療を行います。また小児の外傷・熱傷も、小児外科・脳神経外科・整形外科・形成外科などと連携して対応します。

新生児の診療は、周産期医療センターのNICU/GCUで行います。超低出生体重児、極低出生体重児、新生児仮死や外科疾患、循環器疾患など、全ての新生児疾患をカバーしています。

小児アレルギー科小児救急集中治療科小児循環器内科小児外科小児神経内科新生児内科小児血液・腫瘍内科小児脳神経外科については、それぞれのページをご参照ください。