科長ご挨拶

兵庫県立尼崎医療センター眼科科長、網膜硝子体・一般眼科部門長 王英泰よりご挨拶

ご挨拶

当科伝統の網膜硝子体疾患領域で最高水準の診療を提供しております。検査機器については新世代のOCT(光干渉断層計)を、ターゲットとする組織別に備えており、万全の体制で診断を行っています。治療については、手術治療では低侵襲性に優れた27G極小切開硝子体手術システムを県下でいち早く採用して効果を上げ、薬物治療では硝子体注射療法のみならずレーザー治療も取り入れた集学的な治療も行っております。また既存の治療法では限界がある疾患については新規治療の治験も行っております。

患者さんへのメッセージ

網膜硝子体疾患の領域では、加齢黄斑変性に代表される硝子体注射などの薬物治療が必要とされる疾患から、裂孔原性網膜剥離や糖尿病網膜症などに代表される手術治療が必要な疾患まで、対象となる疾患は実にさまざまです。当科ではこのように多種多様な患者さんに対し、まずは最新鋭の検査機器で十分に診断を尽し、その上で可能な限り低侵襲で効果の高い治療を行っております。同じ症状でも原因疾患が異なっていることがよくある領域ですので、心配な自覚症状がおありの方は自己診断なさらずに気軽にご相談下さい。

ご紹介いただく先生方へのメッセージ

いつも多くの患者様をご紹介いただき誠に有難うございます。新病院になりはや2年が過ぎようとしておりますが、当科では格段に広くなった外来診察スペースと毎日二室で設定されている手術枠をフルに活用して診療に当たっております。緑内障発作や網膜剥離などの急性疾患で必要な症例では平日はほぼ即日の対応が可能となってきております。涙道部門も、毎日の初診・再診や手術対応が可能となりました。白内障については1泊2日の片眼手術や2泊3日の両眼手術等で入院期間の短縮を図り、緑内障については新たに認可されたデバイスによる流出路再建術にも対応していく予定です。また加齢黄斑変性や網膜細動脈瘤破裂などによる網膜下血腫により手術加療が必要な症例についても引き続き精力的に取り組んでおります。また、角膜疾患、斜視弱視、ロービジョン等、各分野対しても一層充実した体制で診療に臨みたいと考えています。今後とも尼崎市内のみならず県下全域より引き続き患者様をご紹介下さいますよう何卒よろしくお願い申上げます。