科長ご挨拶

兵庫県立尼崎医療センター麻酔科部長・科長 進藤一男よりご挨拶

当院の麻酔科は、手術室・アンギオ室・検査室での年間約5,000例の全身麻酔症例の管理を中心とした麻酔業務と総合集中治療室(GICU)14床での術後重症患者と院内発症の重症患者を中心とした集中治療管理を行っています。手術室に隣接した麻酔科外来診察室では麻酔科管理の麻酔症例の術前診察も行っています。

現在、臓器移植手術以外の様々な手術の麻酔管理を行っていますが、救急救命センターと総合周産期母子医療センターを有する当院は小児医療・周産期医療・救急医療が充実しており、麻酔科管理症例も小児の手術・検査の麻酔、帝王切開術の麻酔、緊急手術の麻酔が豊富です。心臓血管外科・循環器内科・小児循環器科部門も充実しており、新生児から高齢者までの心臓・大血管手術と呼吸器外科手術が多いことも特徴です。これらの症例の全身麻酔管理は、小児麻酔、産科麻酔、心臓血管麻酔、呼吸器外科麻酔の経験が豊富な当科の麻酔科医が担当しています。またその他の手術症例に関しても、周術期(手術前・中・後)の質の高いきめ細かな術前診察・麻酔管理・疼痛管理を行ない手術後の合併症の減少と患者さんの満足度の向上に寄与できるように努めています。

麻酔科としての集中治療部門の運営は、新病院で一からのスタートとなりましたが、2016年10月に受診した病院機能評価では手術・麻酔機能とともに集中治療機能に関しても高い評価を受けることができ、2017年10月には日本集中治療医学会専門医研修施設の認定も取得しました。

また、当院は麻酔科専門医の育成にも力を入れています。2010年から「兵庫県立病院麻酔科医総合研修システム」の「麻酔科医師養成基幹病院」として、多くの麻酔認定医・専門医・指導医を育成してきました。日本麻酔科学会認定の麻酔科専門医研修プログラムの責任基幹施設および日本専門医機構認定の麻酔科専門研修プログラムの専門研修基幹施設でもあります。県立病院麻酔科が協力し、複数の病院を選択し基礎的な麻酔だけでなく専門領域の麻酔を県立病院に継続的に勤務しながら集中的に研修できるプログラムとなっています。

今後とも、マンパワーを充実させ、患者さんすべてがより安全かつ快適に手術を受けていただけるように努力していきたいと考えています。