最終更新日:2021年6月15日
心室中隔欠損の原因は?遺伝する病気?
心室中隔欠損などの先天性心疾患は、お母さんのおなかの中で赤ちゃんの心臓が作られる過程で何らかの異常が生じ、心臓の形成が不完全になってしまうことで起こります。
遺伝性や家族性はほとんど認められていません。
特定の一つの遺伝子が原因であるというわけではなく、遺伝子異常や環境因子など、原因となる因子がいくつか重なり合うことにより病気が起こると考えられています。
原因となる因子
原因となる因子としては、
- 染色体異常や遺伝子因子
- 風疹などの先天性ウイルス疾患
- 母体の糖尿病や貧血などの疾患
- 母親・父親の飲酒や喫煙の影響、薬の影響
などが考えられています。
遺伝性はほとんどないと言われており、心室中隔欠損の親のこどもに心室中隔欠損が発生する確率が高くなるわけではありません。
心室中隔欠損の手術を受けられた方で妊娠・出産されている方もいらっしゃいます。心疾患の有無に関わらず、妊娠期にきちんと検診を受けておくことは重要です。
当院では、小児循環器内科医による胎児心エコーも行っており、専門的な診療を受けることができます。お気軽にお問い合わせください。
質問・お問い合わせ
メールアドレス:amacvs@gmail.com