救急総合診療科

救急総合診療科
最終更新日:2025年6月30日

救急総合診療科

救急総合診療科は救急部門、総合診療部門、感染症部門の3部門からなる診療チームです。

突然の身体の異常やけが、原因不明の症状、それらの原因となりうる感染症など、皆さんを悩ませる健康上の問題を、救急医・総合診療医・感染症科医が専門分野の垣根を超えて連携・協力し解決します。

救急部門

救急外来(Emergency room: ER)において、急な病気やけがなどの緊急度・重症度を判断し、最適な医療を迅速に提供いたします。

総合診療部門

原因不明の症状に悩まれている患者さんを対象に、入念な病歴聴取と身体診察、必要な検査を行い、患者さんが抱えている健康問題を解決に導きます。
また、感染症や特定の診療科の枠におさまらない疾患・病態の患者さんの入院診療を担当します。

感染症部門

診療科での治療中に生じた感染症や、他の病院からの紹介症例、海外から帰国した外来患者の感染症の診断と治療を行います。

科長ご挨拶

私たちは社会のセーフティ・ネットとして、健康のゲートキーパーとして、さらには最高の財産である健康に恵まれたよりよい人生を共創するパートナーとして、皆様から選ばれ、信頼される診療科を目指します。

医学のめざましい発展により日本の平均寿命は世界で一二を争うまでになり、誰もが健康を享受できる社会が実現したかのようにみえます。
しかしながら、救急車による搬送件数や国民医療費は年々増加しており、医療を必要とする人が減っているわけではありません。
また、新型コロナウィルス感染症の世界的流行や異常気象による猛暑、地震や豪雨災害など、人々の健康が脅かされる出来事も後を絶ちません。

病気にかかったり怪我をしたりして気づくことは、「健康は最高の財産である」ということです。

医学の進歩により、医師の専門化と診療科の細分化が進んでいます。
当院には40をこえる専門診療科があり、数多くの病気に対して専門的な診療を受けていただくことができます。
しかし、長い間症状が続くも原因がわからない時や急に身体の不調を自覚した時に、どの診療科を受診すればよいかお困りになると思います。

救急総合診療科は救急医、総合診療医、感染症科医が所属する診療チームです。

私たちは、急な体調不良や怪我の患者さんには救急初期診療を提供し、原因がわからず長引く症状に悩まされている患者さんには臓器・診療科の枠を超えた診療を通じて、健康上の問題解決に取り組みます。

対象とする主な疾患

  • 感染症
    呼吸器・尿路・皮膚軟部組織・消化管・化膿性関節炎/脊椎炎などの感染症
    HIV感染症、海外渡航感染症など

  • 意識障害、不明熱、リンパ節腫脹、体重減少、電解質異常、浮腫、多発関節痛など明らかな専門科が不明な疾患

  • 生活習慣病
    高脂血症・高血圧・高尿酸血症など。糖尿病は糖尿病内科受診していただきます

  • 検診異常

外来医師担当表

学会認定

  • 日本内科学会 認定教育施設
  • 日本感染症学会 認定研修施設
  • 日本救急医学会 救急科専門医指定施設
  • 日本救急医学会 指導医指定施設
  • 救急科専攻医プログラム基幹医療施設
  • 総合診療専門研修プログラム認定施設